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〔2016/2/2 up〕
  シナノ印刷出版争議和解—残業代不払い裁判は続行

 1年半に及ぶシナノ出版印刷の就労確認の争議は、金銭和解で解決をしました。
 2014年12月に全印総連に加盟したシナノ出版印刷支部は、2013年10月に佐久地区労連加盟の個人加盟支部として結成、翌年の5月に組合結成を嫌悪した会社は、組合員が働く佐久事業所を一方的に閉鎖、希望退職と東京への配転を強行しました。
 組合員は、希望退職には応じず、東京営業所への配転も拒否し、佐久事業所での就労闘争と就労確認を求めて裁判闘争と団交を続けてきました。全印総連は、加盟後ただちに団体交渉へ参加し、対策会議を持ち、シナノ出版印刷争議を支援してきました。
 東京でのオルグ行動と春闘討論集会や定期大会での支援と交流も続けてきました。全労連とMICの争議支援総行動にエントリーをし、社前抗議行動と要請行動を積極的に行い、常時100人の仲間が支援行動に参加をしました。
 就労確認の長野地裁判決は、当該の主張を全面的に認め、会社の異議申し立ても棄却し、高裁での控訴審が始まりましたが、裁判官による職権和解によって、今回就労確認の争議は、解決をすることになりました。
 しかし、裁量労働制の固定残業制度による残業代不払い裁判は、現在も長野県・上田地裁で続けられており、全面的な争議解決には至っていません。この間、シナノ出版印刷争議を物心両面で支え、支援された全国の全印総連の仲間に感謝するとともに、シナノ、プリントパックというブラック企業化した職場に、全印総連の旗を立て続ける取り組みに奮闘していきたいと考えます。
 なお、春闘討論集会では、交流会をシナノ争議解決報告集会に切り替えて行いました。1月30日には、佐久平で争議解決報告集会が開催されました。

 

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