全印総連第60回定期全国大会が、7月10日から12日の3日間、新潟県越後湯沢で開催されました。
大会の冒頭、武田副委員長が開会挨拶に立ち、「本部方針に載っている重点要求項目は、長い歴史の積み重ねの中で今日のものになった。今大会では、産業政策提言も出している。皆の闘いが集約している全印総連の価値はそんなところにもある。大会での積極的な討論を願っている」と発言。
故・澤谷前委員長に黙祷を捧げた後、加藤委員長が主催者挨拶。来賓の、全労連の小田川義和事務局長、MIC副議長(出版労連委員長)の大谷充委員長、全動労争議団の渡部謙三副団長の挨拶を受けました。
議長団から、日印産連と平和委員会の二つの団体のメッセージが読み上げ、紹介されました。
大原書記長による、報告と総括、2010年度運動方針の提案では、闘いの基調、組織拡大・産業政策課題の取り組み、「産業政策提言」の普及・経営問題の取り組み、平和の取り組み、格差と貧困根絶の取り組みが中心に提起されました。
その後、「産業政策提言」の説明を是村中執が行い議論を呼びかけました。
大会1日目の最後には争議団の訴えがあり、国公労連、三晃印刷、DNP、毎日新聞の各争議団から支援の訴えがありました。
1日目の夜には、「憲法・平和」問題と「国鉄闘争・争議支援」の2つの交流会があり、「憲法・平和」の交流会では、大阪地連の武田委員長がギターを抱えて登場。各人が平和行進やNPT再検討会議・ニューヨーク行動の報告やそれぞれの平和への取り組みを語りながら、武田さん演奏の「うたごえ」を
交え、30人余りが交流しました。
「争議支援」の交流会は、今回解決した「国鉄闘争」を中心に、大日本印刷関連で偽装請負争議を闘う橋場さん、倒産と闘う技報堂争議団、三晃印刷労組がそれぞれの争議の訴えを行ないました。
大会2日目は終日、討論が行われ、代議員・中央委員・傍聴者の43人から発言がありました(機関紙「印刷出版労働者」参照)。また、争議団の訴えとして、倒産と闘う技報堂争議団、トミナガ争議・平田さんから支援の訴えがあり、DNP争議・橋場さん、三晃印刷労組も含めて、それぞれの争議団にカン
パが渡されました。
3日目は、大原書記長から中央執行委員会のまとめの発言があり、その後決算・予算、1号議案、2号議案、3号議案、平和宣言、活動スローガン、大会宣言が採決・承認されました。
新役員と新中央委員の選出、退任をする北川・高橋両中執の挨拶の後、加藤委員長の団結頑張ろうで3日間の大会を閉会しました。(是)
挨拶する加藤中央執行委員長
討論を聞く大会参加者
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